団地NEIGHBOR HOOD!vol.2〈あやせのえんがわ〉

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団地NEIGHBOR HOODは、いろどりの杜(団地)の近くにある素敵なお店や活動をご紹介していくシリーズです。

みなさんに知ってほしい大好きなご近所さんたちをご紹介することができるシリーズということで、運営側も非常にワクワクしながら投稿をつくっています!

第2回目は、足立区のコミュニティスペース「あやせのえんがわ」を運営する森川公介さん。
介護職の経験を原点に、地域にゆるやかなつながりを生む場づくりを続けています。

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🏠 自己紹介をお願いします!

「森川公介です。出身は足立区、地元です!」
笑顔でそう話す森川さん。

もともとは介護職として働いていましたが、
”しごとと暮らしがつながる場所をつくりたい”という思いから、
現在は福祉を通したまちづくり・コミュニティ支援の仕事に携わっています。

「“ソーシャル系”って言うと少し伝わりにくいんですが(笑)、 福祉の文脈から地域の活動やコミュニティ醸成にまつわることを、講座やワークショップを通して行っています。」

休日はイベントを覗いたり、友人の企画に遊びに行ったり。
“集いの場をつくること”が、森川さんの暮らしそのものです。

🏠あやせのえんがわとは?

2021年7月にスタート。足立区綾瀬のコミュニティスペースです。
きっかけは、コロナ禍で在宅ワークになって時間ができ、地元をぶらぶらと散歩していた時のこと。

「あの時は“集まってはいけない”って言われていたけど、公園の池のまわりには人が自然と集まっていて。いつも人がいない公園なのに(笑) 疎遠になっているようで、人はやっぱり“集まりたいもの”なんだなって感じたんです。」

「ちょうど事業計画を立てているときだったので、この光景に背中を押されましたね。人々がつどう場所を自分でもつくりたいとより思いました。」

普段は森川さんの会社の事務所として使っている建物を、 仲間とシェアするコミュニティスペースとして開放しています。
「えんがわ」という名前の通り、誰かがふらっと立ち寄れるような、境界のやわらかい居場所です。

「一般社団法人のてとらぽっとさんやトーキョーコーヒーのあだちかつしかさんなど、 ビジョンに共感してくれて定期的に使ってくれる人もいます。 たこ焼きパーティーをしていたり、息子の友達が遊びに来たり(笑)。そんな自由さも好きですね。」

もともと介護事務所だった建物の名残で、相談室のようなスペースもあり、
落ち着いた空気とやさしさが漂います。

🏠 今までで、印象に残っている場面があれば教えてください。

「ここで偶然出会った人たちが仲良くなって、一緒にイベントを始めたり。
この場所が“HUB”になってる瞬間を見るのが一番うれしいです。」

人と人とが自然につながっていく。
それこそが“えんがわ”の醍醐味かもしれません。

あやせのえんがわの4周年イベントも今年に開催されており、地域のカメラマンさんや飲み屋さんなど地域の色々な方が集まってつくりあげていた素敵な会でした。

🏠活動を続ける中で、大切にしていることは?

「地域に根をおろして、“いとおしいくらし”をつくること。
そのために大事にしているのは、“ゆるいつながり”、“肯定感”、“モチベーション”。
この3つが重なると、自然と“愛おしいくらし”が生まれるんです。」

講座やセミナーではなかなか伝わらないこの感覚。森川さん自身、バンド活動、ラジオ・Youtubeなどを通して、日常の中で愛おしい暮らしを体現しているといいます。

「福祉って医療や保険の話だけじゃなくて、社会を安心に、暮らしやすくすること。特に “地域福祉”って、暮らしの延長にケアがあると思うんです。 えんがわのような場所が、その一部になれたらうれしいですね。」

“地域にひらかれたえんがわ”で生まれる、日々の小さな出会い。
森川さんの言葉通り、「いとおしいくらし」は、そんな日常の積み重ねから育っていくのだと感じました。

🌟おまけ:綾瀬のおすすめスポット!

「kinaco」(カフェ&花屋)「西乃庵」(そば屋)

本当に森川さんと話すと心がスーッと穏やかになる感覚があります。安心感。ぜひ皆さんもふらっと立ち寄ってみていただきたいです。

森川さん、ありがとうございました!