【アフターレポート】ニューダンチフェス #6 きっずあーとGARDEN〜子どもはみんなアーティスト〜

2022年11月5日「ニューダンチフェス #6 きっずあーとGARDEN〜子どもはみんなアーティスト〜」が開催されました。当日はいろどりの杜の暮らしを体験できる企画が盛りだくさん!どんな一日になったのでしょうか?

「お家のドアに」自由にお絵描きアート体験

イベントの目玉企画の1つが、「お家のドアに」自由にお絵描きアート体験。団地のお部屋で実際に使われている引き戸をキャンバスに、ペンキと絵の具で自由に絵を描くことができる贅沢な体験です。

イベント開始直後から子どもたちがドアの回りに集まり始め、お昼すぎにはたくさんの子どもたちがドアを囲んで思うままに筆を走らせていました。中には自分の手を使ったり、団地住人であるアーティストのまことさんの洋服に絵を描いたり。屋外ということもあり、思いきりお絵描きを楽しんでいる姿が印象的でした!

団地謎解きで先着100名お菓子GET!! 

1日を通して行われていたのが、団地謎解き企画。いろどりの杜にまつわる5つのクイズに答えると、お菓子の詰め合わせをゲットすることができる企画です。たくさんの子どもたちが挑戦し、クイズの紙を片手に団地内を歩きまわっていました!

中にはドキドキしながら、「はたけにいるオレンジいろのぼうしのおじさん」や「えをかいているおじさん」に声をかけるお子さんの姿も。答えを埋めた後は、いろどりの杜の目の前にある「浅田菓子店」で購入したお菓子の詰め合わせを嬉しそうに食べていました!

団地ルームツアー

「作る暮らしを、育てる団地」をコンセプトに掲げているいろどりの杜。賃貸でありながら原状回復義務がないため、壁に色を塗ったり棚をつけたり、お部屋を自由にカスタマイズすることが可能です。月に一度、大工さんのアドバイスを受けながらプロの道具を使ってDIYができる「シェア工房」が開催されており、DIYの知識がない方でも自分好みのお部屋を作りあげることができます。

そのためお部屋によって全く雰囲気が異なるのがいろどりの杜のおもしろいところ。今回は特別に、いろどりの杜の3つのお部屋をご案内するルームツアーを開催しました。お昼過ぎの回には15人ほどの方が参加し、団地の「中」にも興味を持っている方が多いことが分かります。

空室のプレーンのお部屋から始まり、シェア工房でアドバイスをくださる大工さんのスタイリッシュなお部屋、そしていろどりの杜で1番カラフルなお部屋をご案内。お部屋を見学させてくれた住民の方へ「天井も自分で塗ったんですか!?」と質問をしたり、「やる気出せば自分でこんなにDIYできるんだ!」と驚きの声をあげている参加者さんが多くいらっしゃいました。

簡単DIY ウッドキューブ体験

ルームツアー以外にも「“DIY〜Danchi is yourself〜」を体感していただく企画として、「簡単DIYウッドキューブ体験」を開催。中庭に椅子とテーブルを設置し、さいころ型のウッドキューブを自由に組み合わせて工作ができる場が用意されました。

ウッドキューブの周りには終始子どもたちが集まり、隣で開催されていたお絵描きアート体験の絵の具も使いながら、思い思いにDIY体験を楽しんでいました!

ダンス体験

お絵描きやDIYに加えて、身体を使ったアートとして、ダンス体験も実施。時間ごとに全3回開催され、いろどりの杜に住む2名のダンサーと共に、カホンの生演奏に合わせて団地のお庭で思いっきり身体を動かしました。

楽しそうな曲につられて回を追うごとに参加するお子さんが増えていき、中にはリピートで何度も参加してくれるお子さんの姿も。カホンを演奏してくれた島田さんが「子どもと音楽と団地の組み合わせがすごく合うなと思いました」と語ってくれたように、相性抜群の組み合わせに、見ている大人まで思わず身体が動いてしまうような素敵な空間になっていました!

焚き火でマシュマロを食べよう!!


敷地内で火を使うことができるのもいろどりの杜の特徴の一つ。この日はその特徴を活かし、焚き火でマシュマロを焼いて食べることができました!初めて会う人と火を囲みながら、近隣のコーヒー屋さん「MOSHI MOSHI COFFEE」のドリンクを片手にマシュマロを頬張るというとても豊かな空間になっていました!

ピザ作り体験

火を扱うことができる特徴を生かした企画は他にも開催!団地のお庭にピザ窯を置き、手作りピザ体験が行われました。

参加者の皆さんは、用意された生地と具材を使って自由にトッピングをし、自分が食べたい、自分だけのピザを作っていきます。できあがったピザは目の前でピザ窯に投入!ワクワクしながら焼き上がりを待ち、アツアツのピザを青空の下で頬張る貴重な体験を多くの親子が楽しんでいました。

シェア菜園で収穫農体験

住民の間で不定期で開催されているピザパーティーのように、「食」に関する出来事を住民同士でシェアしているのもいろどりの杜の特徴。共有部にあるシェア菜園もその一つです。

この日はそんないろどりの杜の暮らしを体感していただけるよう、収穫農体験を実施。畑を耕し、種を蒔き、手入れをし、収穫するまでの一連の流れをレクチャーしながら、実際に収穫体験をしていただきました。

本とコーヒー

地域との繋がりを大切にしているのも、いろどりの杜らしさ。近隣にある本をテーマにしたシェアハウス「読む団地 ジェイヴェルデ大谷田」さんと、コーヒースタンド「MOSHI MOSHI COFFEE」さんに参加していただいてのコラボ企画も行われました!

「読む団地 ジェイヴェルデ大谷田」は、いろどりの杜から歩いて25分ほどのところにある築43年の団地内にあるリノベーション型シェアハウス。隣接したコミュニティラウンジ(BOOKMARK)にて毎月開催している「本の交換会」を、この日は特別に、いろどりの杜の中庭で出張開催していただきました。

さらに当日はいろどりの杜の芝生の上に青空本棚も設置。「読み食」をテーマにセレクトされた本を手に、たくさんの人が青空読書を楽しんでいました!

▼読む団地 ジェイヴェルデ大谷田 公式ホームページ

https://yomu-danchi.com/

「MOSHI MOSHI COFFEE」は、いろどりの杜から徒歩10分のところにあるコーヒースタンド。前回開催された「ニューダンチフェス#5 新緑の団地パン祭り」に続き、今回もドリンクを販売してくださいました。

コーヒーだけではなく紅茶や季節限定ドリンクなどラインナップも豊富なため、大人は一杯ずつ丁寧にハンドドリップされたスペシャルティコーヒーを味わい、子どもはジュースやお茶を楽しみ…。大人から子どもまでMOSHI MOSHI COFFEEの味を満喫することができていました!

▼MOSHI MOSHI COFFEE 公式インスタグラム

https://www.instagram.com/moshimoshi_coffee/

「子どもはみんなアーティスト」をコンセプトに、いろどりの杜の暮らしを体感しながら、子どもたちの元気を表現したり、隠れた才能に気付くきっかけづくりを目指して行われた今回のイベント。たくさんの子どもたちが創作活動に挑戦したり、音楽に合わせて身体を動かしたりと、のびのびと表現を楽しむ時間になったのではないでしょうか?

ルームツアーをきっかけに「家に帰ったらペンキで塗ってみる?」「おうちの冷蔵庫もピンクにしたい!」と会話をしている親子連れがいたり、「いろどりの杜ができて人が住むようになってから、団地が明るくなってすごく良い雰囲気」と言ってくださるご近所の方がいたり、「前回のイベントも来たのよ」と2回続けてお孫さんを連れて来てくれる方がいたり、いろどりの杜と地域の繋がりが少しずつ、けれど着実に築かれていることを感じられた1日でした。

いろどりの杜に足を運んでくれた皆さん、ありがとうございました!

取材・文/橋本彩香